2022.10.07
【BL-100】フォークリフトバッテリーの寿命が長くなる?!遠隔監視システム/バッテリーロガー
バッテリー式フォークリフトにおいて、バッテリー交換の手間やメンテナンスは大きな課題です。
また、トラブルを減らしたり、バッテリーを長持ちさせる為には、各車両の稼働状況の把握がとても重要です。
しかし、各車両の稼働状況を見極めるのはそんなに簡単なことではありません。
そこで、バッテリーフォークリフトの稼働状況やメンテナンス状態を遠隔監視することができる「バッテリーロガー」の登場です。
現場の環境改善・働き方改革に一役買います!
※商品紹介動画もあるので、是非ご覧ください!
バッテリーロガー |1 |製品紹介|㈱岐阜バッテリー販売 (tb-battery.com)
フォークリフトバッテリーの寿命
フォークリフトのバッテリーの寿命は、充電回数によって決まります。
サイクル数は製品によって前後しますが、1,200~1,500サイクルが目安です。
※放電1回+充電1回=1サイクル
例えば、1,200サイクルのバッテリーを使用して週に5回充電した場合、
年間のサイクル消費数は260となり、1,200÷260=約4年7ヶ月の寿命となります。
また、フォークリフトのバッテリー交換にかかる費用は、1台につき50万円~
物によっては200万円以上かかる場合もあります。
塵も積もれば山となるではないですが、意外と馬鹿にならないコストですよね。
フォークリフトバッテリーの管理状況が悪いと…
・パワーが低下する
・バッテリーの減りが早くなる
・バッテリーの電解液が濁る
・充電が100%にならない
・異臭がする
悪くなったフォークリフトバッテリーをそのまま使い続けると…
・業務効率の低下
・電気代の増加
・爆発、発火のリスクが高くなる
フォークリフトバッテリーが劣化する原因
・慢性的な充電不足(サルフェーション)
・充電せずに長時間放置(サルフェーション)
・高稼働による深放電(極板劣化)
・高稼働による電解液高温(極板劣化)
・補充電方による電解液高温(極板劣化)
・補水未実施による電解液切れ(自己放電)
・清掃不充分によるリーク(自己放電)
測定方法及び回復見込みについて
1)サルフェーションの場合
①測定方法:放電試験(バッテリー診断では判定不可)
②回復見込:回復充電にて可能
2)極板劣化(変形、短絡、脱落等)の場合
①測定方法:バッテリー診断(単電池に極端な異常が現れる)
②回復見込:単電池交換により回復可能(高額となるケース)
フォークリフトバッテリーを長持ちさせる方法
・適切な充電を心がける(1日の作業完了時)
・定期的に精製水を足す(週1回程度)
・バッテリー周辺を清潔に保つ(週1回程度)
・急激な作業は避け、ゆっくりと作業を行う(同時操作&クランプのやり過ぎを避ける)
・メーター残数4本以上で作業を完了する
・メーター残数7本以上での補充電は行わない
【結論】日々のメンテナンスが超重要‼
フォークリフトバッテリーの寿命はメンテナンス次第で延ばせます!
バッテリーを最大限有効活用する為に、現状把握・メンテナンスが非常に重要なのです。
バッテリーロガーは何ができるの?!
バッテリーロガーとは、
バッテリーフォークリフトの状態を遠隔監視し、稼働効率の改善を実現する装置です。
つまり、バッテリーロガーを導入することで、フォークリフトバッテリーの正確な現状把握が可能になります。
重要な3つの情報を取得し、モニタリング
液面・温度・電圧の3つの情報を取得し、バッテリーの状態をモニタリングします。
バッテリーの状態が「危険」に相当するレベル3に到達すると、各種アラートが事前に登録しておいたメールアドレスに自動で届きます。
これによって、随時データをチェックせずとも、危険な状態を回避することが可能となります。
アラート種類は以下の6つです。
1.液面アラート:液面なしの状態が3日以上続いた場合に警告
2.温度アラート:バッテリー中心部分のセル間の温度を監視。液面の温度が70℃以上で警告
3.過充電アラート:トータル電圧を検知し、セル電圧が2.8V以上で警告
4.過放電アラート:電圧値が1.5V以下になった場合に警告
5.長時間連続充電アラート:電圧値が2.25V以上が20時間以上で警告
6.長時間未充電アラート:2回連続で電圧値が2.2V以上の充電がないと警告
クラウド連携
バッテリーロガーによってバッテリーから取得されたデータはクラウド環境に自動送信されます。そのため、インターネット接続がある環境であれば、PCはもちろんスマホ・タブレットといったモバイル端末によっていつでも、どこでもアクセスすることができます。
例えば複数の倉庫で稼動するフォークリフトの状況を手元で一元的に管理したり、遠隔地のフォークリフトの状態をいつでも確認できたりと、バッテリー管理の効率化や利便性の向上を実現できます。
データ分析
バッテリーロガーではシンプルな設計を採用することで、情報を元にした分かりやすいデータ分析が可能です。
データは数値化やグラフ化され直感的に視覚情報として把握できるよう設計されており、バッテリーフォークリフトの状態を一目で把握できます。
またデータはCSVファイルとして出力できるため、データの管理や共有が容易となり業務の効率化を実現できます。
クラウドに蓄積されたデータは期間を指定することでレポートとして出力でき、比較や検証、担当者間での情報共有などに活用することが可能です。
まとめ
フォークリフトバッテリーは、正しい取り扱いとメンテナンスを継続することで、必ず寿命が延びます。
また、従業員のメンテナンス意識の向上は(コスト削減・時間短縮・生産性向上)など様々な面で好影響を及ぼします。
是非、この機会に「バッテリーロガー」をお試しください!
バッテリーロガーを標準搭載【GB Traction Battery】
バッテリーロガーは、電動フォークリフト用バッテリー「GB Traction Battery 」に標準搭載されております。
GB Traction Battery は国内アセンブリによって組立・調整された新品バッテリーであり、各種バッテリーフォークメーカーの純正バッテリーと同等品質であることを試験により実証しています。
また、当フォークリフトバッテリーは、メンテナンスフリー仕様の為、メンテナンスの手間がかかりません。
各種純正バッテリーに今回ご紹介したバッテリーロガーを後付けで取り付けることも可能です。
バッテリーロガーの導入により、物流における車両の稼働効率向上はもちろん、現場の管理意識の工場につながったという声もいただいています。
GB Traction Battery |株式会社岐阜バッテリー販売 (tb-battery.com)
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